私が自身の受験経験と数年の塾講師経験と何冊かの書籍から考えだした高校英語・大学受験英語学習法の現時点でのまとめである。しかし結局、誰にとってもベストの方法などあるはずもなく、自身が最も意欲的に取り組める方法で学習することが成績向上につながるようにも感じる。勉強したいという意欲はあるが勉強法がわからない、意欲も何もない、という人に参考にしてもらいたい。なお、本稿は上から順に重要なものとなっている。また、学力レベルの比較的高い、参考書で学習する力を持ち落ちる人もいる大学を受験する高校生を対象としている。

●必携書
必ず持っていなければならないもの。
①辞書
なんでもいい。おすすめは電子辞書。どうしても紙にこだわるなら『ジーニアス英和辞典』か『ロングマン英和辞典』が学生でも手が届く。
②『解体英熟語
熟語を調べるための辞書として必携。なお高レベルの大学受験なら暗記。
③文法解説書
表現のための実践ロイヤル英文法』がおすすめ。学校で買うもの(『Forest』とか『ブレイクスルー総合英語』)でも可。

●単語・熟語の暗記
英語学習の最も基本的な問題が、単語・熟語をいかに覚えるかであるが、しかし簡単な問題ではない。
①塾や学校のテストで毎回頑張る
最も基本的な単語・熟語学習であると思われる。ある程度時間をかけ、音読しつつ意味を思い浮かべながら書き、書き、書いて、覚える。

②単語帳を用いる
学校や塾では自身の受験レベルに届かない、やる気が出ないというのであれば、参考書として出ている単語帳を用いて、赤シート等を用いつつ、自身で学習を進めるしかない。最もおすすめなのは『英単語WIZ』『DUO』で、後に述べるが、英文の中で単語を覚えるという形式が効率的である。これ一冊で最難関も狙える。この形式が嫌いなら『システム英単語』あたりが定番か。高レベルを目指すなら『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』をやっておくと良い。

③長文の中で覚える
私はこの方法が『英単語WIZ』『速読英熟語』『速読英単語1 必修編』『速読英単語2 上級編』や『英文標準問題精講』、後に紹介する長文問題集を用いて長文の学習をしつつ、その長文を繰り返し読む中で、覚えていなかった単語も覚えてしまうというものである。そうした単語の暗記は、一番は暗記するまで長文を読み返すことだが、好みに合えばノートに一覧にしたり、単語カードを作って復習してもいい。なおその際も、単語カードならこれなど大きめのものを用いて、単語といっしょにその語を含む英文を書き写しておくと面倒ではあるがより良い。

●文法・語法
①中学英文法のマスター
まずは、恥ずかしがらずに『塾よりわかる中学英語』『塾で教える高校入試 英語 塾技63』等で中学レベルの英文法をしっかり理解しよう。中学レベルをマスターするだけでも大学入試にある程度対応できるようになる。

②文法・語法問題集を繰り返し解く
中学英語をマスターしたら、『解体英熟語』、文法解説書を参照しつつ、文法・語法問題集と呼ばれるものをひたすら繰り返し解く。学校でよく買う『Vintage』『Next Stage』でも良いのだが、足りなければおすすめは『POWER STAGE 英文法・語法問題』『全解説頻出英文法・語法問題1000』で、これで最難関まで対応できる。これらが難しい場合は『書きこみノート英文法』『関正生の英文法ポラリス[1 標準レベル] 』が易しくまとめられていて良い。

●長文読解
①英文解釈
当然ながら、英語長文は英文の集合体であり、英語長文を読むためには英文を読めなければならない。英文を正確に読む力は受験界隈では「英文解釈」と呼ばれている。特に塾に通わない、学校が進学校でない場合には、独学でもやっておくべきものである。おすすめできる参考書は、桐原書店から出ている英文解釈の技術シリーズ(『入門英文解釈の技術70』『基礎英文解釈の技術100』『英文解釈の技術100』)と英語受験界の重鎮、故・伊藤和夫の本(『ビジュアル英文解釈 (Part1)』『ビジュアル英文解釈 (Part2)』『英文解釈教室』など)、定番の『基礎英文問題精講』『英文標準問題精講』。自分のレベルに合ったものから始めよう。

②問題集
単語・熟語・文法・英文解釈にある程度慣れたら、長文問題集をこなし、受験に備える。まずおすすめできるものは旺文社のシリーズ(『基礎英語長文問題精講』『英語長文問題精講』)や伊藤和夫のもの(『英語総合問題演習 基礎篇』『英語総合問題演習 中級篇』『英語総合問題演習 上級篇』)で、自分のレベルに合ったものを解く。この時、解く前か後に精読(全文の英文解釈)を行い、知らない単語や表現を洗い出し、解釈できない英文を友人や先生に聞くことができれば、完璧である。

③多読
レベルに合わせた多読教材(『速読英熟語』『速読英単語1 必修編』『速読英単語2 上級編』『話題別英単語リンガメタリカ』)等をまずは精読し、その後繰り返し繰り返し速読する。当然ながら、何度も読んで到達する読む速さが受験本番での読む速さの上限となる。大学でがっちり研究するつもりだという人は『テーマ別英単語 ACADEMIC』を読んでみるとおもしろいかもしれない。

●英作文
文法・語法・単語・熟語・読解と英語のあらゆる面に効くので、英作文の出ない大学を受験するにしても、やるに越したことはない。
①自由英作文
基本的には、自由英作文ならば簡易な表現で書いていけばいいのだが、そこでおすすめできるのは『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 』『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』である。大人向け(TOEIC向け)の参考書だが、中学レベルの簡易な表現がすぐに出てくるようになる。

②英訳問題
頻出英作文』が大変良く、『英語表現力養成新・英作文ノート』等が練習になる。

●リスニング
これは実はあまり教えられない。というのも私もそれほど得意ではないからだが、ディクテーションが効果的らしい。ディクテーションについてはググって欲しいのだが、それには上に挙げた参考書類がそのまま使える。また、私の理解では、ディクテーションが効果的であるというのは、発音できれば聴けるようになるという理屈で、そうした実感を得たのは『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』をやったときである。あとはリスニングの問題演習をすればいいのではなかろうか。

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