嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫) 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫)
入間 人間 左

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全十巻、読み終えたのでちょっと感想をば。ちょっと間を置いて書いているのでいろいろあれです。ネタバレもあるよ。

全体として……冗長な感じ。10巻も必要だったのかなぁ……。あと、都合良い感が。にもうとが生きているのも、長瀬が死んだのも。長瀬、なんかめんどくさかったもんね。死んだらすっきりすると思ってたら死にましたからね。みーくん(偽物)も、死んだらすっきりすると思ってたんですけどね……。

1巻を読んだ時点では好きでした。文体も「うおーあたらしー」って感じで、僕は西尾維新の文章を楽しめない人間なのですがみーまーの文体は好きでした。という感想を人に話すと変だ、とよく言われます。世間的には西尾維新の後追い的な人らしく。西尾維新よりぜんぜん好きだけどなー。みーまーをみーまーたらしめるものってこの独特な語り口ですよね。

五巻くらいまではまだ好きでした。しかし、海老沢さんの事件あたりからちょっと飽きましたね。事件自体も下らないし。八巻とか、必要だったんですかね……入間人間好きには楽しいのかもですけど。十巻のラストに繋がっていますけど、あの十巻のラスト、どうなんですかね。

最終巻はほんと、みーくん死なないのかよ! って感じでした。偽物みーくんにとって「ちょっぴりラッキー」、って感じで終わってしまった気がします。偽物が本物を殺すという展開自体は熱いものであるはずなのですが、まーちゃんがナイフでサクって、なんかあっさり解決しすぎ感が。何も解決してませんし。みーくんラッキーで終わっちゃうんですよ……みーくんは恋日先生やらゆずゆずやらの「愛に触れたり」なんだりで「人間らしさ取り戻したよー」感ありましたけど、彼以外、誰も救われていない。誰も救われない、というのは小説としてはまぁあることですけど、主人公だけ救われるってのは……。

もう少し困難な状況に陥れよみーくん……肉体的に傷ついたり精神的に苦しんでいた描写もありますが、それだけだよね。精神描写はシリーズ通して繰り返されてきたもののラストに相応しい狂いっぷりなのですがさすがに飽きます。小説的「描写」に関するメタ的な部分も、もはや読むのがめんどくさかった。冗長冗長。そしてまさかの「長瀬以外は殺されませんでしたー昔の知り合いが殺されたけど知りません^^」ですからね。いやそんな気してましたけど。ゆずゆず殺したら僕が許さなかったしね。しかし、いっそ誰もかれも殺してしまった方がおもしろかったのでは(ry。

とまあ辛いこと言いましたが、ちょうど半分おもしろく半分つまんなかった感じで、全体として「普通」でした。でも、最初のほうはほんとに好きだった。個人的にすっきりしない終わり方でしたが、なんだかんだ言って最終巻まで読み終えたラノベはこれが初です恥ずかしながら。ラノベは、一巻は良い、ってのが多い気がします。そんなたくさん読んでないけれども。

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