実は先日、エコポイントとの交換で図書カード1万円分を頂いたんです。エアコンを買ったのですが今年は冷夏だったためにほとんど使わずエコ? という感じですがもらったんです。こりゃあ使わない手はないと勇んで本屋にむかうも、お金がある時に限って欲しい本がないんですよね。お金のない時はあれもこれも欲しいものですが、いざ買えるとなるともったいない気がしてくるという。いつも中古で買うために新品の本に抵抗がある(!)というのもたぶんあります。

そんなわけで欲しい本が見当たらず、友人に「オススメないすか?」と聞いたところ勧められたのがこの「化物語」でございます。上下で3100円しやがった。つまんなかったら化けてでてやりたい気分になる価格設定この「化物語」、ライトノベルです。アニメ化もあり最近妙に流行ってるなあ、と個人的に感じてましたのでちょっとは興味があったのですが、どうせラノベと敬遠してまして、図書カードの力で購入致しました所存です。

『化物語』
西尾維新 講談社
ライトノベルの特色である軽妙でリズム感のある文体と言葉遊び。といってもライトノベルというものはその友人に借りたとらどらしか読んだことないんですけど、おもしろいですよね。女の子のあからさまな萌え要素というのか、そういうものと相まってにやけてしまう。はたから見たら気持ち悪いんだろうなぁ。以下読みながら感じたこと。

笑えるには笑えるのだけれど、笑わせるのに走りすぎてテンポが悪くなっていると感じる部分もある。また無理に言葉遊びを取りこんだりパロディにすることで違和感を感じるようになっている部分が多々ある。そういうところはイライラする。
読み進めやすいがあまりに意味のない文章があったりし、読みとばしたくなる。
とらどらでも思ったことだがライトノベルというイメージに反して知性を感じさせる幅広い語彙、深い知識、見識。ああ、この人文系だわ、と感じる。

『ひたぎクラブ』
息の詰まるシーンの後、物語の根幹に関する大事な説明を地の文2ページですませてしまっていて拍子抜けしてしまった。『化物語』は周りで大人気の本なので期待していたが、期待ほどおもしろくなく、ライトノベルのイメージの範囲内。ひたぎは件の友人の嫁だそうです。

『まよいマイマイ』
オチを予測できてしまうネタではあったが、伏線の回収は見事だった。作者の怪奇に関する異様な知識量を感じる。小説のために勉強したのか、知識から小説を書いたのか。それにしてもこの章から言葉遊びが鋭さを増しほんとにおもしろい。『ひたぎクラブ』よりおもしろく、期待どおり。

『するがモンキー』
頭を跨いでパンツ見せられたら全力でひくと思う。

はい、実はまだ下読んでないです。上を読んだ全体の感想としては、なんとなく暗いというか、後味が悪い印象でした。主人公やヒロインたちの性格からか一見ポップ、ハッピーでありながらけっこう残酷だったりする。特に「まよいマイマイ」と「するがモンキー」、特にと言っときながら三分の二ですが、こいつらは妙に後味が悪い……。

化物語(下)

化物語(上) (講談社BOX) 化物語(上) (講談社BOX)
西尾維新

化物語(下) (講談社BOX) 傷物語 (講談社BOX) 偽物語(上) (講談社BOX) 偽物語(下) (講談社BOX) 化物語 ひたぎクラブ【完全生産限定版】 [Blu-ray]

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