滲んだ空
乾いたグラウンド
冷たいコンクリート
そんなものたちの中で
僕はどうにか光を見つけた

太陽の傍にいたら
すべての闇が光になって
僕は光に酔って
理由無き光を
一千光年先の光を
腕を伸ばすだけで
つかもうとしていた

いくら背伸びしても
少しだけ跳んでみても
遥か遠い光
諦めたくない
失いたくない
強く
気高く
優しい


朝五時
今日は曇り
午後からは雨が降る
傘なんか持たないで
僕は自転車をとばす
光に少しでも近づきたいから
太陽に隠れるあの惑星は
僕に似ている

眠たい顔を
水で濡らして
倒れた自転車を
叩き起こした
町はそろそろ目を覚ます
今日は曇り
重い湿気の中
光を探す




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